2019年4月19日金曜日

合格実績のこと

いろいろと考えさせられる記事を読みました

医学部専門予備校「壮絶指導で医学部合格率81%」の分母と分子に疑義あり!
https://bunshun.jp/articles/-/11084

本当のところがどうなのかは分からないので、そのことを議論するつもりはありません。
気になったのは1次試験のみの合格者の扱いのことです。

アシストシステムでは1次試験のみの合格者を合格者実績には含めていません。
2次試験まで合格して初めて大学へ進学できるのだから、当然だと考えています。

ただ、先ほど話題になった、多浪生や再受験生に対する差別を感じることは多く、手助けできるのは1次試験合格まで‥‥という感覚はありました。

もちろん、実績に含めるようなことはしていませんが、そのように考えてしまう、塾側の気持ちも少しは理解できます。

でも‥‥

生徒の気持ちはどうでしょう?
2次試験に通らなければ大学へ進むことはできず、進学先が決まらなければ、まだ勉強を続けなければなりません。
そのような立場の生徒が塾内やホームページに掲載されている実績を見てどう思うでしょう?

いろいろな考え方があるとは思いますが、アシストシステムはぶれずに、誠実に取り組んでいきたいなぁと思いました。

PS 今日、宮垣くんが塾に寄ってくれました。この春から医師として働いているそうです。こんなふうに、卒業生が顔を出してくれる塾であり続けたいと思っているので、また立ち寄ってくださいね。
代表 早川 強
今年度合格者の色紙です

2019年4月1日月曜日

新年度スタート

アシストシステム代表の早川強です。
新年度開始にあたり、雑感と決意表明を述べさせてください。

アシストシステムは今年で24期目となります。

塾を始める前の0期生も含めるとちょうど四半世紀。

25年前には、医歯薬系予備校は特別な生徒を対象とした、ニッチな業界だったと思います。それが今では、大手医歯薬系予備校がテレビCMを流すなど、医歯薬系指導を取り巻く環境も大きく変化しました。

そんな時代の変化に対し、アシストシステムでは無理な拡大路線をとらず、25年前とそれほど変わらない規模で営業しており、これを是としています。

この時期、テレビだけでなく、ネットや新聞広告なども塾や予備校の宣伝で溢れています。塾のことを知ってもらわないと来てもらうことはできないのだから、宣伝は不可欠だと思います。宣伝することで人を呼び込み、規模を大きくしていく‥‥これは現在の資本主義社会では極めて当たり前の‥‥資本主義の本能とでもいうようなものになっています。
でも、現在、当たり前になっているこの「本能」は不変の真理なのでしょうか?

私は違うと思っています。

宣伝を全くしないなどとは考えていませんし、ましてや資本主義の仕組みを否定することなどを主張しているわけではありません。自分の目の届く範囲の人数で、よりよい指導をしていきたいと考えているのです。

広告にお金をかけるのならその分を生徒の環境を整えたいと思うし、経営のことを考える時間が削ってでも、よりよい指導、講義のことを考えたいと思っています。今の時代に、こういう考えがあっても良いと思いますし、時代が違えば、私の考え方の方が主なのだと開き直っています。

差し入れのカップ麺です
こんなことを考えているとき、ちょうど、卒業生が塾を訪ねてくれました。


17年前の生徒なので、他府県在住にもかかわらず、毎年のように顔を出してくれます。今回も、持ちきれないほどの差し入れを持って立ち寄ってくれました。本当に嬉しいことですし、また、やっていることは間違ってないのかなぁと感じさせてくれるできごとでした。

今年は令和元年、新鮮な気持ちで、変わらず、頑張っていこうと思います。

代表  早川 強